しらたきと糸コン 読んだよ

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2008年09月06日 (01:39)

現役サラリーマン言い訳大全 by しらたき

実録現役サラリーマン言い訳大全 (幻冬舎文庫 い 31-1)実録現役サラリーマン言い訳大全 (幻冬舎文庫 い 31-1)
(2007/11)
伊藤 洋介

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SHINE’Sが好きだった。
東京プリンになっていたのを知ったのは一昨年だった。
やっぱり好きになった(笑)

うーーーん。
確かに伊藤氏は頭がいいんだろうな。

咄嗟に出た言い訳(仕事関係も女関係もあり)のどれもが
「うまいっ!」と思わせるものだ。

だけど全体的に「俺はこうやって危機を乗り切ったんだぜ~」的な
自慢話大会になってるので、それが鼻につく人もいるだろう。
特に女性関係においては真実を知ったご本人が「ひっどーーーい!」と怒りそうなものだが。
ま、過去話に現れる数多の女性たちはそこまで真剣でなかったのかも知れない。
なんせ、バブル時代の証券マンだしね。



 

2008年09月06日 (01:22)

原田宗典・2 by しらたき

かんがえる人 (光文社文庫)かんがえる人 (光文社文庫)
(1997/03)
原田 宗典

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日常の中のささやかな疑問。
あ、それって私も疑問!
と思うようなこともあるんだけど、残念ながら結論がない。
「これって不思議だよね」で終わるので
「うん、不思議、不思議!」と同調するしかない。


見学ノススメ (講談社文庫)見学ノススメ (講談社文庫)
(1997/08)
原田 宗典

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15年前連載していた体験ルポエッセイなので、残念ながら時代のズレ感は否めない。
が、逆にその当時行けなくて既になくなってしまった施設を知れたのが嬉しいかも。



 

2008年09月06日 (01:07)

原田宗典 by しらたき

スバラ式世界 (集英社文庫)スバラ式世界 (集英社文庫)
(1992/09)
原田 宗典

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元祖 スバラ式世界 (集英社文庫)元祖 スバラ式世界 (集英社文庫)
(1995/08)
原田 宗典

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本家 スバラ式世界 (集英社文庫)本家 スバラ式世界 (集英社文庫)
(1997/06)
原田 宗典

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幸福らしきもの (集英社文庫)幸福らしきもの (集英社文庫)
(2000/06)
原田 宗典

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自分を落とし込む饒舌な本。

きっと、人が「こんなの恥ずかしくって言えない」と思ってるんだけど
自分の中に澱のようになっていてドブさらいしてきれいさっぱりしてしまいたい。
ということをやってのけてしまった本なんだと思う。

さらしてしまえば、なんてことはない。
結構「自分もそうです」とか「あるある」とか思っちゃうんだな。

面白いんだけど、この人はとても家族を幸せに想っていて
その点のみ 私にはドンびきポイントだった。
 



   

2008年09月06日 (00:51)

清水 義範 by しらたき

12皿の特別料理 (角川文庫)12皿の特別料理 (角川文庫)
(1999/12)
清水 義範

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おにぎり ぶり大根 ドーナツ 鱈のプロバンス風
きんぴら 鯛素麺 チキンの魔女風
カレー パエーリア そば 八宝菜 ぬか漬け

これは料理本です。
料理を作る短編小説。
しかもかなり詳しい。
しかも失敗した反面教師もいます。
でも、ちゃんとフォローもあります。

12組の主人公たちはそれぞれの味を作り出していきます。
その調理法や出来上がりにとっても性格が出てる。


人生うろうろ (講談社文庫)人生うろうろ (講談社文庫)
(2002/12)
清水 義範

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墓を建てる  出産  就職面接  単身赴任  家を建てる  結婚を決める  
孫が産まれる  離婚を決める  仕事の独立と妻の再就職  老人介護

人生には色々な転機がある

そのたびに悩んだり、困ったり、行き詰ったり。
それまでの人生が変わるとき、ちょっと思い出したい一冊。


ビビンパ (講談社文庫)ビビンパ (講談社文庫)
(1993/06)
清水 義範

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誰もが何気なく生きているようで、やっぱりそれはひとつのドラマ。
その一部分を切り取っただけのドラマ性のないドラマ。 

  

2008年08月27日 (22:18)

あたらしい朝 by糸コン

あたらしい朝 1 (1) (アフタヌーンKC)あたらしい朝 1 (1) (アフタヌーンKC)
(2008/08/22)
黒田 硫黄

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 黒田硫黄の新刊。単行本で一気に読めるのが嬉しい。
 でも、1巻目はほんの序章のような感じ。
 最初にちょこっと出てきたパン屋の娘ベルタは、今後どうなるんだろうのか。

 おっと、帯の裏のサイトに接続してパスワード入れると、
 続きが読めるらしいぞ。
 10月末までの期間限定だ。総員、本屋に走れッ!!
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2008年08月27日 (22:09)

よつばと! 8 by糸コン

よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)
(2008/08/27)
あずま きよひこ

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 よつばも8歳、いや、8巻。
 あいかわらず、ゆるくて妙な間がなんともいえません。
 脇役がみんなイイ感じ!

 なお、よつばとひめくり2009は、来年3月10日発売らしいです(帯より)
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2008年08月27日 (22:04)

この度は御愁傷様です by 糸コン

この度は御愁傷様です (モーニングKC)この度は御愁傷様です (モーニングKC)
(2008/07/23)
宮本 福助

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78歳でなくなった父は、「遺産相続はダーツで決めろ」と言う言葉を残して逝った。
残された子ども3人と孫一人は、その言葉に翻弄される。

短編集かと思ったら、一冊全部で連作だった。
こういうドタバタものは楽しい。絵も好み。

ダーツのアタリ区分に「たわし」があるのって、あの・・・。
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2008年08月25日 (09:59)

毒笑小説  byしらたき

毒笑小説 (集英社文庫)毒笑小説 (集英社文庫)
(1999/02)
東野 圭吾

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東野圭吾氏の ○笑小説 というのが何冊か並んでいたので、とっかかりで買ってみた。

ブラックユーモアとも違う「毒」のある笑い。
大笑いはないけれど、ニヤリ そしてヒヤリとする短編集。

ちょっと身近にありそうなシチュエーション、というか、自分も体験してるぞ、こういうこと…的なことで
何も解決していなくて うっすらと積もった憤懣を仮想的に発散させてくれそうな感じ。

ただ、そこへ落とし込むためか、ちょっと展開がまどろっこしいのもあるけど気楽で楽しく読める。

 
 
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2008年08月24日 (22:58)

うしろ姿  byしらたき

うしろ姿 (文春文庫 し 16-3)うしろ姿 (文春文庫 し 16-3)
(2008/06/10)
志水 辰夫

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かつて 日本は貧しかった。
そして、貧しい中で生きてきて
豊かさを実感できずにいる人がいる。

人から見たら その人生は大きなドラマじゃないかも知れない。

そういう市井の人々の生活を切り取った短編が詰まっている。

   終わりもなく、陰鬱。

だけど、当たり前にありそうな物語だからこそ、
身近な誰かに重ね合わせてしまうかも知れない。
モノクロ写真のような物語。 

 
 
 
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2008年08月17日 (22:51)

イキガミ Byしらたき

小説イキガミ (小学館文庫 も 3-5)小説イキガミ (小学館文庫 も 3-5)
(2008/08/06)
百瀬 しのぶ間瀬 元朗

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あぁ 原作は漫画だったのか。
帯(映画化の告知)の松田翔太の目線に捕らえられて衝動的に買ってしまった(爆)

小学校入学と同時に「国家繁栄維持法」によって義務付けられた予防接種を受ける。
それには千人に一人という確率で18才~24才の間に死亡するナノカプセルが仕込まれている。
どの注射にカプセルが仕込まれているかは厳重に管理され「その日」が来る24時間前に本人、もしくは家族に通知される。
死亡予告証 通称「逝紙(イキガミ)」によって。

まず、「死ぬこと」を意識することによって「生」を意識し、大切にする。という突飛な発想だが、人間が悔いの無い人生をその年までにできるかどうか。
そして、ある日突然「24時間後にあなたは死ぬ」と宣告されて、残された時間をどう過ごすか。

私は残念ながら「生きていたい」「生きててよかった」と思ったことはなく、ずるずると生き長らえているような状態なので、生に執着する気持ちが解らないのだが…

小説の中では 「残された者に対して何かを遺す」か「生きていた時間への報復」かの二極だった。
まぁ「静かに受け入れる」じゃ話にならないんだろうが…

私なら…  18~24才の頃というと、波乱だった頃で精神的にかなりツラかった時だなぁ
どうやって過ごしただろうか…
まぁ とりあえず部屋を片付けるかな(笑)
悲しむ人もいなかったし、何か遺す相手もいなかったし、報復するような度胸もなかっただろうし、無駄に死んでいたんだろうな。

そう考えると今の方が数倍幸せなのかも知れない。いや、確実にそうだな。
あぁ、じゃぁ生きててよかったのか。。。


  
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2008年07月26日 (13:09)

博士の異常な発明 Byしらたき

博士の異常な発明 (集英社文庫)博士の異常な発明 (集英社文庫)
(2005/08/19)
清水 義範

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マッドサイエンティストたちの発明品による、一見「とても役に立ちそう」な発明品たちが現代社会に起こす現象のダークなお話。

ポリエチレンを数分で分解する細菌  ポリクイ菌
ダイオキシンを発生させることなく処理でき、人体にも全く無害という夢のような細菌。
しかも、どんどん増殖して変異していき、最初はペットボトルしか分解できなかった菌が、プラスチックを分解するもの、ゴム製品を分解するもの、と その種を増やしていく。
 
地位も名誉も巨大な富も手に入れた有名映画監督が創設した最先端科学研究所。
そこで研究され、監督が手に入れたかったものとは…
 
一度沈没した日本が突然浮上し、考古学上の論議がなされる一万年後の研究者対談。
トチョーシャは神殿だったのか。そこに仕える巫女たちは厚底のブーツを履いていたのか。
どんなものを食べ、どんな衣類をまとい、どんな社会だったのか。

透明人間とは、その肉体が透明になるのではなく、その存在がまったく気付かれなくなる「存在感のなさ」によるもので、その物質ミエートリノを摂取すると目の前にいても全く気付かない。
 
    などなど…

21世紀は かつてのマッドサイエンティストが創作したものが具現化してきた世界。
さぁ、これから実現される世界はどれだろうか。



 
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2008年07月22日 (18:09)

お料理なんでも相談室 Byしらたき

面白南極料理人お料理なんでも相談室 (新潮文庫 に 17-3)面白南極料理人お料理なんでも相談室 (新潮文庫 に 17-3)
(2008/04/25)
西村 淳

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そうとう好きだ。

面白南極料理人シリーズ(?)は面白さと、あるような無いような実用性がツボなんだが、
これは読者が直面している問題に答えるというところから実用性が高い。

晩酌の一品からパーティー、アウトドアまで、あらゆるシーンのアイディアが載ってて保存版だね♪


    って、料理するの やめたんだった。。。(爆




    
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2008年07月22日 (18:03)

どすこい(安) Byしらたき

どすこい(安)どすこい(安)
(2002/07)
京極 夏彦

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こんなに すぐに寝られる本って、初めてだ(笑)
3行読んで寝てた… とかザラにある。
おかげで読了するまでに1ヶ月以上かかってしまった。

京極夏彦だと思わずに、くだらなさに笑うか、
京極夏彦の意外性に喜ぶか、落胆するか。

  すべてがデブになる ←タイトル的にはコレが好き

真夏に読む本じゃないよ。
すっごい暑苦しいから。




    
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2008年07月22日 (17:57)

王国は星空の下 Byしらたき

王国は星空の下 (ミステリーYA!―北斗学園七不思議)王国は星空の下 (ミステリーYA!―北斗学園七不思議)
(2007/03)
篠田 真由美

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全寮制の私立中学の男の子3人組が、学園の七不思議を解き明かそうとする先に事件が…。とかいう話ではなかった。

いや、やっぱりそうなのか?
事件に七不思議が絡んできたような感じだが。

中学生くらいなら楽しく読めるんだろうか?

なんというか、あまりに賑やか過ぎてよく解んない。
シリーズ1作目で、問題提起というとこなのだろうか?

とりあえず   読んだ  って感じですかね。
中学生男子に萌えるわけもなく(ヲイッ!
2作目。。。  いくか???



  
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2008年07月22日 (17:44)

すべてなものをひとつの夜が待つ Byしらたき

すべてのものをひとつの夜が待つすべてのものをひとつの夜が待つ
(2005/07/20)
篠田 真由美

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W県の孤島の宮殿のような建物に集められた若い男女10人。
広大な屋敷の中から秘宝のダイヤを探し出したものに莫大な財産を相続させるという宝探しゲーム。

そして、一人、二人と殺されていく。
外界と隔絶された島に建っているにも関わらず、宮殿は牢屋のように堅固な造りで外出さえ不可能。
その宮殿に秘められた謎とダイヤの在り処は…

篠田氏は建築探偵シリーズしか読んだことがなかったのだが、空間に閉じ込める手法はさすがに上手い。

どんなに広大な屋敷でも出ることが出来なければ、その息苦しさは計り知れない。
ましてや、血の惨劇が繰り広げられる中に閉じ込められれば…

第一の殺人が起こるまでは流れが恐ろしく遅いので、読み進めるのが結構しんどい。
だが、途中から濁流のように展開していき、そこからは一気に読めた。

ん~  でも、 やっぱり好きなキャラがいないとツライものがあるな。
 



  
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2008年07月22日 (17:29)

ステップファザー・ステップ Byしらたき

ステップファザー・ステップ (講談社MOOK 講談社ペーパーバックスK)ステップファザー・ステップ (講談社MOOK 講談社ペーパーバックスK)
(2008/05)
宮部 みゆき

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宮部氏の本は意外と初めて読んだ気がする。
どうもメジャーな作家さんってイマイチ避けて通る傾向があるんだな。

屋根から落ちてきたプロの泥棒(義賊らしいけど…)をパパに仕立ててしまう双子の中学生。
実の親はそれぞれが愛人と駆け落ちしてしまって、二人で暮らしているが、経済的にも困窮している。

狙っていたのは突然遺産を相続した若い女性の一人暮らしの家。
それが双子の隣家になる。

泥棒は自分のことを通報しないでもらう代わりとして、ちょっとしたミステリを解きながら再びその仕事に取り掛かる。
そうして奇妙な擬似親子の距離は縮まっていく。

こうして人間関係を連ねると非常に重そうな感じだが、ポップな文体とスピード感、双子のすっとぼけたキャラで楽しく読める。
読み切り連作なので、ボリュームもほどほど。

コンビニの500円くらいの本って、ワナだなぁ(爆
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2008年06月26日 (16:11)

ヴィラ・マグノリアの殺人 Byしらたき

ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)
(2002/09/10)
若竹 七海

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海に面したリゾート外れにある10棟ある建売住宅の1軒の空き家で死体が発見されたことから始まるミステリ。

表紙の絵がポップなせいか、軽い気持ちで読めるんだが、内容としては昼ドラまっつぁおなドロドロ具合(笑)
それでも澱んだ気持ちにならずに読み進むのは若竹ワールドなんだろうな。

登場人物は多いし、舞台は飛びまくるし、一人称が転化していくので、ストーリーを追っかけるので精一杯。

隠し扉がたくさんあるお屋敷の中でドアを開けるたびに新しい人や話が飛び出してくるような、そんな感覚で、それを楽しめる人にはオススメしたい。
 


  
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2008年06月16日 (12:07)

裁判官の爆笑お言葉集 Byしらたき

裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)
(2007/03)
長嶺 超輝

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最初に断わりたい。
「爆笑」する本じゃないから。
そりゃそうだろ。裁判官が裁判で爆笑を誘うような言葉は発しないだろう。

罪の向こうには必ず被害者がいる。
被害者を思い、罪を憎み、被告の先行きを見据え、量刑が適当かどうかを推し量る。
人を裁くのは、被告人や関係者の人生に多大な影響を与えるだけに、相当な深慮を強いられることだろう。

しかし、彼らとて人間だ。
判決を言い渡すだけの役割ではない、「人間臭い」言葉がそこにはある。
過去の判例から不本意な量刑を言い渡すことあるかも知れない。
自分の目を信じて本人の更生に期待することもあるかも知れない。

そんな想いから時に感動を、時に皮肉を、時に哀切を乗せた言葉たち。


罪を犯すのも人間。 傷つくのも人間。 そして裁くのも人間なんだ。
 
  
  
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2008年06月16日 (11:49)

スクランブル Byしらたき

スクランブル (集英社文庫)スクランブル (集英社文庫)
(2000/07)
若竹 七海

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若竹作品2冊目

女子高で起きた殺人事件を発端にして6人の女子高生の生活を6方向から見ながら物語は進んでいく。
面白いのは、事件が中心にあるのか、ないのか。。。

多分、実際に身近(校内)で殺人事件が起こったとしても、直接の関係者でもなければそれを生活の中心にもってくるような人はいないだろう。
しかも、大小さまざまな事件(出来事?)で彼女たちは精一杯なのだ。
そういった意味ではとても現実的な目線だと思う。

しかし、純粋にミステリを読みたい人には「何ウダウダしてんだ、さっさと事件を解決しろいっ!」とじりじりとするかも知れない。
しかも解決するのは15年後、メンバーの一人の結婚式の場面においてだ。

私立の女子高というのは、経験していない者にとっては未開のジャングルのように思いも付かないような雰囲気をもっている。
その中で彼女たちが学校や友達とどう関わり、どう感じ、どう育ったか。
とても生々しく描かれているかと思う(私も未経験なので…)


短編集だと思って読み始めたら、6章に分かれた長編だったので、結局のところ読み通してしまった。
事件の解決というより、彼女たちのそれぞれの個性も面白いし、正直な気持ちの変容に読み入ってしまったという感じ。
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2008年06月12日 (00:38)

殺人者はそこにいる Byしらたき

殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫)殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫)
(2002/02)
「新潮45」編集部

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おりしも、これを読み終えた翌日にまた通り魔事件が起こってしまった。
私にも「殺したい」と思う気持ちが芽生えたことはあっても、
「誰でもいいから誰かを殺したい」という気持ちは全く理解できない。
人に危害を加えるのに「理由がない」というのは本当に怖い。
 
以前、下関で起こった通り魔事件の犯人は、当時一緒に暮らしていた人の担任の息子だった。
それくらいの薄いつながり(?)でも、いつどこで誰が狂気に走るかという不安に駆られたものだった。
 
狂気は当たり前に暮らしている誰にでもある闇だ。
しかし、当たり前の生活から外れる怖さが、その闇を封印していると思う。

この本はまるで、解決しないミステリのようで後味が悪い。
いや、殺人に後味のいいものなど存在しないが、そこに「なぜ」が提示されないことが出口のない迷路のような、答えの出ない数式のようなモヤモヤしたものが、闇を刺激するのだ。

前に読んだ「身の毛もよだつ殺人者たち (宝島社文庫)」に記された殺人者たちは淫楽殺人という、一応理由づけできる理由がある。
通常の意識下なら吐き気がするような光景の中で、エクスタシーを感じる性癖が彼らを犯罪に走らせ、反面、一般社会人として普通に暮らしている怖さがあった。

理由があるからといって、殺人が許されることはない。
しかし、理由がないことには納得できない、というのは私だけではないと思う。

街中のテレビでこのニュースを聞いたときに、犠牲者の中に知人と一字違いの方がいて、一瞬血の気がひいた。慌てて画面を見て字と年齢が違っていることに安堵してしまった自分がいたが、犠牲になられた方の周囲の方たちに思いを馳せて反省した。

犠牲になっていい人などいない。
 

とりとめもないものになってしまったが、ここにこうして生きているだけで、防ぎようのない狂気の被害に遭うかも知れないということを意識しなければいけないのだろうか。
ふと思ってしまった。


  


 
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