しらたきと糸コン 2008年06月

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2008年06月26日 (16:11)

ヴィラ・マグノリアの殺人 Byしらたき

ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)
(2002/09/10)
若竹 七海

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海に面したリゾート外れにある10棟ある建売住宅の1軒の空き家で死体が発見されたことから始まるミステリ。

表紙の絵がポップなせいか、軽い気持ちで読めるんだが、内容としては昼ドラまっつぁおなドロドロ具合(笑)
それでも澱んだ気持ちにならずに読み進むのは若竹ワールドなんだろうな。

登場人物は多いし、舞台は飛びまくるし、一人称が転化していくので、ストーリーを追っかけるので精一杯。

隠し扉がたくさんあるお屋敷の中でドアを開けるたびに新しい人や話が飛び出してくるような、そんな感覚で、それを楽しめる人にはオススメしたい。
 


  
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2008年06月16日 (12:07)

裁判官の爆笑お言葉集 Byしらたき

裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)
(2007/03)
長嶺 超輝

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最初に断わりたい。
「爆笑」する本じゃないから。
そりゃそうだろ。裁判官が裁判で爆笑を誘うような言葉は発しないだろう。

罪の向こうには必ず被害者がいる。
被害者を思い、罪を憎み、被告の先行きを見据え、量刑が適当かどうかを推し量る。
人を裁くのは、被告人や関係者の人生に多大な影響を与えるだけに、相当な深慮を強いられることだろう。

しかし、彼らとて人間だ。
判決を言い渡すだけの役割ではない、「人間臭い」言葉がそこにはある。
過去の判例から不本意な量刑を言い渡すことあるかも知れない。
自分の目を信じて本人の更生に期待することもあるかも知れない。

そんな想いから時に感動を、時に皮肉を、時に哀切を乗せた言葉たち。


罪を犯すのも人間。 傷つくのも人間。 そして裁くのも人間なんだ。
 
  
  
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2008年06月16日 (11:49)

スクランブル Byしらたき

スクランブル (集英社文庫)スクランブル (集英社文庫)
(2000/07)
若竹 七海

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若竹作品2冊目

女子高で起きた殺人事件を発端にして6人の女子高生の生活を6方向から見ながら物語は進んでいく。
面白いのは、事件が中心にあるのか、ないのか。。。

多分、実際に身近(校内)で殺人事件が起こったとしても、直接の関係者でもなければそれを生活の中心にもってくるような人はいないだろう。
しかも、大小さまざまな事件(出来事?)で彼女たちは精一杯なのだ。
そういった意味ではとても現実的な目線だと思う。

しかし、純粋にミステリを読みたい人には「何ウダウダしてんだ、さっさと事件を解決しろいっ!」とじりじりとするかも知れない。
しかも解決するのは15年後、メンバーの一人の結婚式の場面においてだ。

私立の女子高というのは、経験していない者にとっては未開のジャングルのように思いも付かないような雰囲気をもっている。
その中で彼女たちが学校や友達とどう関わり、どう感じ、どう育ったか。
とても生々しく描かれているかと思う(私も未経験なので…)


短編集だと思って読み始めたら、6章に分かれた長編だったので、結局のところ読み通してしまった。
事件の解決というより、彼女たちのそれぞれの個性も面白いし、正直な気持ちの変容に読み入ってしまったという感じ。
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2008年06月12日 (00:38)

殺人者はそこにいる Byしらたき

殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫)殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫)
(2002/02)
「新潮45」編集部

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おりしも、これを読み終えた翌日にまた通り魔事件が起こってしまった。
私にも「殺したい」と思う気持ちが芽生えたことはあっても、
「誰でもいいから誰かを殺したい」という気持ちは全く理解できない。
人に危害を加えるのに「理由がない」というのは本当に怖い。
 
以前、下関で起こった通り魔事件の犯人は、当時一緒に暮らしていた人の担任の息子だった。
それくらいの薄いつながり(?)でも、いつどこで誰が狂気に走るかという不安に駆られたものだった。
 
狂気は当たり前に暮らしている誰にでもある闇だ。
しかし、当たり前の生活から外れる怖さが、その闇を封印していると思う。

この本はまるで、解決しないミステリのようで後味が悪い。
いや、殺人に後味のいいものなど存在しないが、そこに「なぜ」が提示されないことが出口のない迷路のような、答えの出ない数式のようなモヤモヤしたものが、闇を刺激するのだ。

前に読んだ「身の毛もよだつ殺人者たち (宝島社文庫)」に記された殺人者たちは淫楽殺人という、一応理由づけできる理由がある。
通常の意識下なら吐き気がするような光景の中で、エクスタシーを感じる性癖が彼らを犯罪に走らせ、反面、一般社会人として普通に暮らしている怖さがあった。

理由があるからといって、殺人が許されることはない。
しかし、理由がないことには納得できない、というのは私だけではないと思う。

街中のテレビでこのニュースを聞いたときに、犠牲者の中に知人と一字違いの方がいて、一瞬血の気がひいた。慌てて画面を見て字と年齢が違っていることに安堵してしまった自分がいたが、犠牲になられた方の周囲の方たちに思いを馳せて反省した。

犠牲になっていい人などいない。
 

とりとめもないものになってしまったが、ここにこうして生きているだけで、防ぎようのない狂気の被害に遭うかも知れないということを意識しなければいけないのだろうか。
ふと思ってしまった。


  


 
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2008年06月04日 (20:57)

嫁洗い池 Byしらたき

嫁洗い池 (創元推理文庫)嫁洗い池 (創元推理文庫)
(2003/05)
芦原 すなお

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安楽椅子探偵な嫁のシリーズ。

このシリーズはミステリよりも食べ物によるところが大きい。
残念ながら私は瀬戸内海方面の地場食には疎いので、その素朴な味わいが想像できないのだが、血肉に染み付いた郷土食への思い入れというか、愛情は羨ましくも妬ましい。
 
でも、もっと他の地方の食べ物にも目を向けて、調理法ですったもんだして欲しい(笑)



  
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2008年06月04日 (20:45)

ゆめつげ Byしらたき

ゆめつげ (角川文庫 は 37-1)ゆめつげ (角川文庫 は 37-1)
(2008/04/25)
畠中 恵

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畠中氏の時代物。
今度は神官のサイキックパワーの話。
 
地震の際に行方不明になった札差の一人息子。
年月を経て、その息子という候補者3人の中から本物を見分けてくれという依頼を受ける。
そこから幕末における大きな時代の変動に飲み込まれまいとする様々な思惑が絡み、殺人事件まで起こっていく。

相変わらず畠中氏の江戸イリュージョンは生き生きとして楽しい。が、今回は広大とはいえ、閉鎖された神社の中だけの話なので、キャラがどれだけ際立つか。
その点では残念ながらあまり評価できない。


 
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